沖縄時間｜写真展「沖縄～40年の時間（とき）～」作品集16

黒島の豊年祭は、旧暦の6月に今年の豊作を神に感謝するとともに、翌年の豊穣を祈願するため、島を挙げて行われていた。現在は旧暦の6月、新暦の7月の終わりから8月の始めの日曜日に行われている。祭りの前日、真っ白な浜に舞台が作られる。舞台と言っても、ここでは白い砂浜を平らに均しただけのもの。浜から海へ続く白い道も作られ、その背景は、浜から沖へと少しずつ微妙に変化していく海の色、どこまでも澄み渡った空、舞台の右手には西表島が見え、見事な自然の中の舞台に生まれ変わる。祭りの当日、石垣島や本島からも島の出身者、観光客と、多くの人達が訪れ、島の人口は一気に膨れ上がる。ウーニ競争、パーレー（爬竜船）競漕。そして、真っ白な砂浜の舞台に伝統的な琉球の衣装が映え、美しい絵巻物のような数々の芸能が披露される。ゆったりした時が流れ、大自然の中での祭りの一日が静かに過ぎていく。
Okinawa still use the old calendar of Lunisol calendar. In June of Lunisol calendar, the village people of Kuroshima Island have thanksgiving festival for their gods. They show their thankfulness of this year’s good harvests and good catch of fish and also pray for these for next year. The village people race by boats. This origin was that they decided the areas to cultivate according the results of the tag race and boat race.