以前テレビ番組で能登の塩田の様子を見たことがありました。海水を砂地に蒔き、砂地全体を乾燥させてから塩を作る映像でした。
江戸時代から500年以上も続く製法で塩を作っている場所が、白米千枚田の先の珠洲市にあることを知り、更に海岸沿いの道を走って行きました。
仁江(にえ)海岸というところに道の駅「すず塩田村」がありました。ここでは「揚げ浜式」という製法で塩を作っています。
資料館で塩の歴史や塩作りの工程を知ることが出来ました。海水を砂地に蒔き、どうやってその中から塩を取り出すことが出来るのか、とても不思議に思っていました。実際にやっているところは見られませんでしたが、使われている道具を間近に見て、そのわけがわかりました。
海水の汲み上げから始まり、多くの工程を経て、貴重な塩が作られていました。揚げ浜式の塩、いしる塩を購入しました。今まで使っていた塩の味とは違っていて、まろやかな甘みも感じられる塩でした。
まさに「手塩にかけて」、丁寧に作られた味は何にも代えがたいものでした。
投稿者:ゆんたく