それぞれの切り口にふのりをつけ、磨き用の木で切り口を磨きます。ここをしっかり整えないと綺麗なコバ仕上げが出来ないので、時間をかけて磨きます。
乾燥させてからコバ用の液を付けます。
投稿者:ゆんたく
それぞれの切り口にふのりをつけ、磨き用の木で切り口を磨きます。ここをしっかり整えないと綺麗なコバ仕上げが出来ないので、時間をかけて磨きます。
乾燥させてからコバ用の液を付けます。
投稿者:ゆんたく
更に全体に芯材を貼り、重しをかけて平らにしてから、もう一度裁ちます。
小物を入れる部分の側面と底の革も同じように芯材を付けてから本断ちします。しっかり乾かしてから、茶色の豚革を貼り、余分な部分を切り落として、全ての部品がそろいました。
投稿者:ゆんたく
表側と裏側と2枚のマッコウクジラを本裁ちします。ヒレの部分も本断ちしてから、切り口をふのりで磨きコバを綺麗に仕上げます。本体のマッコウクジラに切り込みを入れてから、ヒレの部分を差し込んで貼ります。
投稿者:ゆんたく
薄い色から徐々に濃い色に染めていきます。昨年から使い始めた栃木レザーは染料をよく含み、染めムラができません。
マッコウクジラの目は油性ペンの黒で色を付けます。目の形で表情が変わるので気をつけて色付けします。
半裁の牛革から大きな部分を裁断した後に、小さな革が残ります。牛一頭の命を頂いていると思うと、残った革も活かしたいと無駄にはできません。 染めがムラになりそうな部分や大きなキズの部分をよけて、マッコウクジラの形をとります。底と脇の革も小さな革から裁ちます。 牛革をしめらせて、マッコウクジラの目と口をべべラという刻印を使って、彫ります。
投稿者:ゆんたく
三浦海岸駅から徒歩10分程の所にあるギャラリーカフェ「わんから」で、観葉植物と流木&コラボレーションアート展が開催されています。
作者の富田樹央さん(Sea dream 樹)は、流木を使って、その自然の造形美を見事な作品に仕上げています。
海岸の砂浜や川岸の中に埋もれてしまっていた流木を掘り起こすところから始まり、地道な作業をていねいに行っています。長い時を経てそのままなら朽ち果ててしまうかも知れなかった樹木に、新たな命が吹き込まれた作品が展示されています。
樹の間に置かれた観葉植物の緑も丹念に磨かれた作品の中に映えていて、見ているとやわらかな時が流れるようでした。2月11日まで開催されています。
わんからの庭の早咲きの桜の花が咲き始めました。静かにゆったりした時間が過ごせます。ぜひ立ち寄ってみて下さい。
観葉植物と流木&コラボレーションアート展 (富田樹央)
日時:2021年1月30日(土)~2月11日(木) 11:00~17:00
定休日:金曜日
場所:珈琲&ギャラリー わんから
神奈川県三浦市南下浦町上宮田897-1
TEL 046-889-1321
京浜急行三浦海岸駅から徒歩約10分
駐車場あり
昨年は、いつもの年より1年間の時がとても短く感じられました。今年は丑年。のんびり、ゆったりそしてじっくり時を過ごしたいと思います。
牛たちの思い出から始めます。
いつも牛は牧場の柵を隔てて見るものだと思っていた。
ある時、沖縄の石垣島にある牧場へ行くことになった。「牧場の道を走って行くと、茅の刈れる所があるから、そこで茅刈りをしている。」ということだけ聞いて、車で向かった。
牧場を取り囲む道を走っていくのだとばかり思っていたら、途中で牧場の扉を開けて、牛の群れの中を通らないと、その場所にはたどり着けないことがわかった。
怖々、大きな鉄製の扉を開けた。でこぼこの土の道には水溜まりもあり、車輪をとられたらどうやって出るのだろう・・・道の両側には沢山の牛たちが見ていた。この中では観察されているのは人間の方。自分の心臓の音が聞こえてくるようだった。
今でも牛を見ると、あの日の光景を思い出す。
牛たちは優しい眼差しで道をあけてくれた。
投稿者:ゆんたく