初めて野生のイルカに出合ったのはモルディブでした。今のように簡単に行けない頃で、成田からタイ、スリランカを経由してようやくマーレという首都の島に着きました。ちょうどイスラム教のラマダンという儀式の時期で、太陽が見えている間は島の健康な大人達は断食をしていました。観光客は食事ができますが、船を出してくれた友達は飲まず食わずという過酷な時を過ごしていました。その船を追いかけるように船首のそばを泳いでいたのが2頭のイルカでした。手を出せば触れるほどのところで見た野生のイルカは、本当にきれいでした。
美しい珊瑚礁とモルディブの人達の暮らしから、物の多さが心の豊かさにはつながらないことを学ばせてもらいました。このイルカを図柄にして革製の名刺入れにしました。
革工房ゆんたくのシンプル名刺入れは、牛革を使用し、一つ一つ手作りで仕上げている本革製の名刺入れです。裏革は貼らず、染料をかけてからふのりで磨きました。シンプルですが収納力のある名刺入れです。
投稿者:ゆんたく